●支部長各位(第三種郵便定期調査・学生なにはづ)
2024/09/28
支部長・会員の皆様へ
10月号に改めて大きく支部規定を掲載しました(通常はなにはづの後半に掲載)本部でも「第三種郵便物定期調査)の各資料を毎年この時期に提出しています。
第3種郵便定期調査の件は「なにはづ」が認可された昭和29年(1954年)より毎年郵便局に提出して、その都度、70年間にわたり合格を得て今に至っております。承認調査の条件は下記を参照願います。
全国に第三種郵便認可の団体(会社・新聞・出版社・各団体)など約3000団体・約3000種類の新聞や雑誌が認可を受けて安価な第三種料金を利用できます。また承認の刊行物は意外と少ないのです。(約3000の雑誌・新聞)
又、新規に承認を受けるのが非常に難しいです。温知会としては大手週刊誌や新聞社と同じく第三種の認可を頂いて事は非常に誇らしい事です。また本部では毎月なにはづを発送の際に冊数に応じて宅配便・エコ配達・レターパックを使用しますがあくまでも一部でほぼ第三種郵送にて発送しております。
※第三種の認可がなくなる=「なにはづ」「学生なにはづ」を発行してはいけないという事ではありません。第三種料金での発送が利用できなくなるだけです。また第三種認可を止めれば、広告や通販記事を自由に多く掲載する事もできます。しかし送料を転換しなければならいのでなにはづ・学生なにはづ共に大きな値上げが発生してしまいます。現在ある一般・学生部の割引規定(通信費として)も廃止せざる負えなくなってしまいます。
私の支部はエコ配・レターパック等で届くので関係ないという事ではありませんのでご認識のほど願います。
1.第三種承認調査提出書類
上記リンクから郵便局のHPをご覧頂いたと思いますが、温知会では調査の為に9月22日までの各状況を郵便局第三種調査部に提出しました。
1、印刷所からの部数納品書(8月号・9月号・10月号の3カ月分)及び本部残部数など
2、9月24日までの各支部・各個人入金状況(10月号分まで)
※9月30日までに提出の為24日までの入金までで締めました。
3、発送先部数表・住所一覧
4、皆様からお送り頂いた振替用紙のコピー
5、選出した支部の月謝袋の写し(1年分)
郵便局による調査強化の背景に2009年に起きた第三種郵便を偽装したカタログ通販雑誌の発送事件も要因の一つです。第三種として3千万通のカタログ通販雑誌が発送されてしまった有名な事件です。2009年三種不正で調べるとネット上に多く出てきます。
各支部長先生がお稽古を休んだご社中の皆様に「なにはづ」を送る事もあると思いますが、封筒上部を開封して第三週郵便物と明記して投函する事ができます。ただし中にお手本やお稽古日の案内などいれてしまうと第三種郵便でなく普通郵便になります。第三種の場合は、なにはづ1冊=送料71円でポストに投函できます。書類を同封したら普通郵便なので180円(10月より)になります。ただし郵便局の計らいで第三種の料金は据え置きで値上げしません。第三種として出す場合はお手本・お手紙など入れるのは厳禁です。ご注意ください。
またもうひとつにコロナ感染症流行により各支部のお稽古が通信や中止となる期間が3年も続いたことです。なにはづも2020年4月の締切を5月10日ごろに変更し、9月までに通常に戻す措置を行いました。ご社中と会えない期間が続きこれにより入金サイクルが大幅に遅れることを余儀なくされる支部が多くでました。ただしコロナも5類に移行しました。支部規定の入金サイクルに戻すようお願い申し上げます。
9月30日期限の入金台帳作成時点で7割以上の支部・個人会員より入金は確認できましたが、ご入金が遅れている支部・個人が増えています。平成22年から令和6年までの入金状況の推移については今年10月28日に開催の理事会で詳細を報告させていただきます。(9月24日現在の入金記録を提出の為)郵便局より発行部数の80%以上の販売が確認できないという判断をされてしまいます。昨年はその指摘を受ける事になりました。(※承認継続の合格はしておりますが)
※支部規定を忘れている支部が増えている為(前納規定)第三種郵便物認可に影響が出てくる可能性がございます。
又新規調査の項目として「支部長先生と会員皆様の集金状況確認の為に支部の「月謝袋の写し・全員分」を提出する項目が温知会は2023年より追加されました。郵便局から書面にて月謝袋の写しの提出と明記された書類が追加で送られてきました。
当初は全支部の80%を満たす月謝袋の写し等個人の入金状況がわかるものという大変厳しい項目でしたが、調査部と交渉の上、1か所の支部でよいという事で了解を得ることができました。
またなぜ「月謝袋」となったのかは、多分他の書道団体の調査時に、雑誌=月謝と共に集金していることを郵便局が認識している為と思います。
※郵便局は月謝の入金情況を調べる事はありませんしその権限もありません。あくまでの誌代のみの調査です。
これも理事会で検討し理事の先生方にお願いして「月謝袋」での「なにはづ代金集金状況」をご報告いただくようにしました。理事の先生方も快くご協力してくれています。
※理事の先生2名に温知会の代表として支部の月謝袋のコピーご提出(ご社中全員分)のご協力頂きました。2名に先生には深く感謝を申し上げます。郵便局より支部内での集金方法「優良」の判断を頂く事ができました。
※このように第三種調査で「支部内での一人一人の有料販売の入金状況の確認」を求める項目については、国会でも話題になり、鈴木総務大臣と郵便局次長が答弁する動画もございますので参照ください。
多くの皆様が新聞をお取りなっている事と思います。コンビニや駅の売店でも購入できますね。この新聞も第三種郵便物の認可を受けて同じく発行部数と販売(80%以上販売したか)の調査が行われます。コンビニで買えばバーコードで処理され瞬時に販売部数に集計されます。新聞はその日の内に朝刊・夕刊と入れ替わります。夜中には残部は回収されて翌日の新聞が店頭に並びます。発行部数は書道会の一団体の発行部数の比ではありません。朝夕の配達も皆様3か月・6か月・1年など口座振替やクレジットカード、月末集金など色々な契約を結んでいると思いますが、販売数はオンラインで瞬時に処理されている事と思います。
温知会では各教室とオンラインでは繋がっておらず、支部長にお任せするしかない事ご理解いただけると思います。(今後ペイペイなど導入も検討材料の一つかもしれません。)
書道会には同じく第三種認可の月刊競書雑誌を発行している団体が数件存在しておりますが、話を聞くと5団体共に3~4年程前から入金書類と共に各お教室の月謝袋のコピーの提出要請が始まっていたようです。私も展覧会に伺った折や毎日展審査の折など、三種認可団体の事務局長クラスの先生方(経理書類作成の先生方)と情報交換を続けています。また第三種認可の条件や調査の書類提出が面倒な為にあえて第三種を選択しない書道団体の「月刊誌」も多く存在します。皆様の中にも他団体にお友達がいれば情報を聞く事ができると思いますので、是非他会派の様子を聞いてみてください。
ただし他書道会の第三種書類作成の先生方より、良くも悪くも「温知会は甘すぎる」と良く言われてしまいます。
●支部に所属の会員の皆様へ
支部に所属の会員の皆様、学生部なにはづの保護者の皆様、支部長先生が立て替えしなくてもよいように、雑誌代の3か月分は支部長先生に前納をお願い申し上げます。例えば9月18日に出書した作品は11月号に反映されます。9月末の現在、すでに皆様の作品の審査は担当の審査の先生が終わらせて編集も終了し、11月の校了に向けて編集作業をしております。10月にお稽古に通うのをやめるので11月号はいりませんというのは本会の規定にはないので、改めてご理解の程、お願い申し上げます。
以上の記載しましたが、設立以来「支部規定」を尊守している支部長先生におかれましては、多々失礼な記載多い事、心からお詫び申し上げますと共にご容赦くだされば幸いです。
●添付写真資料
下記添付の書類も細部まで参照願います。このような郵便の調査があることご理解いただけると思います。もちろん温知会だけでなく3900団体漏れなく調査が行われています。特に役員及び支部長先生は下記書類を細部まで熟読のご協力をお願い申し上げます。HPのお知らせを読んでいなかった等無きようお願い申し上げます。
●参考に昨年提出しました「学生なにはづ」台帳や振替用紙 入金状況一覧など
ダンボール入りで返送されてきます。その折の同封文書ですが昨年提出の台帳資料は、2024年8月に戻ってきたので、1年ほど調査部に保管された後の温知会に戻ってきました。(温知会では住所や電話など個人情報にかかわるものは調査後に全て返却のお願いをしています)
※最後に今年の4月1日付 「支部長先生へお知らせ」も掲載しましたが読まれていない支部長が多いのと、第三種郵便の調査の事が理解できないという方が多いと思いますがこのように多くの資料を提出します。調査期間は長く非常に細部まで各支部の誌代の入金をチェックされます。